金は貸すな!でも貸すならこれに気をつけて!

家族間で,恋愛関係で,友人間で,お金の貸し借りをすることはやめましょう。

とは言っても,貸すしかないという時と場合もあるかもしれません。
そんなあなたに贈る注意事項です。

必ず借用書をつくる

貸した証拠を必ず書面で残しましょう。
借用書が明確でいいです。
これがないと,返済してもらえなかったときに,裁判やろうとするとき大変です。他の証拠で貸したことを証明できなければ,あきらめることになりかねません。それくらい重要です。

借用書のタイトル

書面のタイトル

借用書借用証書金銭消費貸借契約書が明確です。
内容がしっかりしていれば,タイトルで大きな効果の違いはありません。確認書,合意書,覚書などでもOKです。

日付

貸した年月日を正確に書いてください
「貸した」とは,①お金を渡し,②そのお金を返す約束をしたことです。

いくら貸したのか金額を書くのを忘れる人はいませんが,日付を書かない人がいます。
いつ貸したのかは,後で争いになったときには重要になってきます。

署名と押印

貸した方,借りた方,直筆で署名するようにしてください。
名前をあらかじめ印刷しておいて判子を押してもらっても,借用書としては有効ですが,直筆の方が書面としての信頼性が高まります。

返済期限,返済方法など貸す条件を決める

いつまでに返済するかという期限を書いていない例が多いです。
以下を参考に書いた方がおすすめです。

返済期限を書いていない場合

期限を書いていなくても有効です。その場合は,返せと言ってから1,2週間程度後の日が返済期限になりますが,やや専門的になってきますので,できれば避けた方がいいでしょう。

一括払いの場合

一括払いの場合は,「●年●月●日に支払う。」,とすればOKです。

分割払いの場合

分割払いの場合は,次の条件を決めて書いておきましょう。

①支払金額,②支払回数,③支払金額,④支払期日です。

300,000円を60回払いで支払う条件の場合の例をあげておきます。
①支払金額 300,000円
②支払回数 60回
③支払金額 月額5,000円
④支払期日 ●年●月●日から支払済みまで毎月●日かぎり

返済先は金融機関の口座がおすすめ

返済を受けるには,現金,振込がありますが,
振込の方が貸した方,借りた方とも,通帳に残って明確なのでおすすめです。

この場合,振込手数料をどちらが負担するか(借りた方が負担するのが通例です。)決めて書いておきましょう。

返さなかった場合の取り決めをしておく

利息や損害金

10万円未満の貸しなら年利20%まで,10万円以上100万円未満なら年利18%まで,100万円以上なら年利15%までの利息を取ることができます。
利息は約束をしていないと取ることはできません。

親しい関係であればあるほど,利息は取らない場合が多いでしょう。
それでも返済期限までに支払ってもらえなかった場合は,その期限が過ぎてから支払いが完了するまで年5%までの遅延損害金を取ることができます。
(2020年4月1日以降の契約では,利率が変わる見込みですので注意してください。)

そのほかの備え

返済してもらえない場合に備えて,できるのでしたら,保証人をとることも考えてください。
貸すときに,保証人を付けるなら貸してもいい,などと交渉してみてください。

また,貸す人の勤務先や,使っている銀行(支店名まで),乗っている自動車などを把握しておくと,将来回収できる可能性があります。

ぶっちゃけ
お金を貸すときは,もう返ってこない,あげてやるくらいの覚悟で。

 

最新情報をチェックしよう!

日常生活の法律の最新記事8件