テナントの家賃が高いときどうすればいいか

質問
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15年前に借りた建物で美容室を経営しています。
周りと比べて家賃が高い気がするのだけれど,なんとかなりませんか

ぶっちゃけ
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今回は,賃料減額について紹介します。

賃料減額請求

借主には,貸主に対して,賃料を減額してくれと請求する権利があります。

借りたときに1度決まった賃料はなかなか下がりません。というか,貸主側から下げてくることはまずありません。
その場合は,借主からアクションを起こしていきましょう。

賃料減額を勝ち取ることができるか,そのポイントを見ていきましょう。

ポイント1 不動産の価格調査

都心部や大都市とそうでない地方とで格差がありますが,特に地方では土地の値下がりが続いています。
質問主の方のように10年以上も借り続けている場合,土地の価格が下がっていないかを調べてみましょう。

土地の評価の仕方にはいろいろありますが,固定資産評価額の推移を見ることが簡易でおすすめです。
賃借人であれば,都税事務所や市町村役場で取得することができます。該当の土地と建物の固定資産評価額証明書を取得しましょう。ただし,窓口で取得できるのは5年度分だけです。

それ以上にさかのぼって取りたい場合は,情報公開請求をして取得します。

取得できたら,借りた当時の地価と現在の地価を比べてみましょう。
値下がりしていればいるほど,賃料減額請求がしやすくなります。

ポイント2 近隣相場の調査

次に,近隣のテナント家賃を調べてみましょう。
ネット検索でも十分資料になります。近ければ近いほどよく,借りている坪数も似ている方がよりいいです。

あなたの家賃を坪単価に直して,比較してみましょう。
差があればあるほど,賃料減額請求がしやすくなります。

減額請求の進め方

以上のポイント2点の2大資料をもとに,下げられる見込みが立てば,貸主に対して賃料減額請求をしていきます。
証拠に残るよう,内容証明郵便にして書面を送ることがおすすめです。

交渉がまとまれば賃料減額の合意書を作りましょう。
まとまらなければ裁判手続をしていくことになります。

ぶっちゃけ
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家賃を約3分の1まで減額できた事例があります。固定費ですから大きいですよね!

賃料減額請求の注意点

賃料減額請求は,貸主と合意できるまで,あるいは,裁判で勝つまでの間は,いま決まっている家賃を支払い続けなくてはなりません。

ただ,減額請求をしてから裁判に勝った場合,請求をしたときにさかのぼって減額された家賃が適用され,差額の1割増し利息を受け取ることができます。

早めに調査して固定費を見直しましょう!

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