弁護士を使わないで訴えられるか

こんにちは。namixです。

貸したお金を返さない相手を訴えてやる!という場合,どうしますか。
どうやって取り戻したらいいのか,裁判ってどうやったらいいの,お金かかりそう,とか,いろんな不安があると思います。

裁判をすることにした場合,結論から言うと,弁護士を使わなくても裁判はできます,ただし使った方がいいケースもある,ということになります。
今回は,訴えるにはどうしたらいいか,その基本についてご紹介します。

訴えるにはどうしたらいいか

訴えるには,「訴状」という,訴えたいんですという申込書を作って,裁判所に出す作業をすることになります。
訴状を見たことない,訴えたことがない人は,どうしたらいいのでしょうか。

「訴状」でググるといろいろ有益な情報が出てきますが,おすすめは,ズバリ裁判所のサイトを利用することです。
理由は,情報が正確で信頼できることと,「書式」を入手することができ記載例も豊富であることです。

裁判をやっていくには,書式を入手することが重要です。
1から作らなくてよく,また書式を埋めていけば一応の形になるからです。

ここでは,冒頭の貸したお金を返したもらいたいという,貸金請求をする場合を例にあげて紹介します。
まず,裁判所の貸金請求をする場合の訴状の書式と記載例を入手しましょう。 ここから入手することができます。
http://www.courts.go.jp/saiban/syosiki_minzisosyou/syosiki_02_01/index.html

記載例から見ていきましょう。
いきなり「少額訴訟」なるものを利用するかどうかのチェック欄がありますが,訴えるに当たってはさほど影響がないので,今回はチェックせずに進めます。「少額訴訟」については,おいおい紹介したいと思います。

次に,どこの裁判所に訴状を出すかを記載することになりますが,ここでは,原則として訴える相手の住所にある裁判所,と憶えてください。とりあえず空欄にしておいて,訴状を出すときに裁判所の窓口で聞くやり方がおすすめです。

それから,原告欄,訴える「原告」となる,あなたの住所,氏名,連絡先を書いてください。
原告欄には「送達場所等の届出」欄がありますが,裁判所や相手から送られてくる書類を受け取るのに都合がいい住所を書いてください。ふつうは自分の住所でしょうから,一番上の「□上記住所等」にチェックを入れればよいことになります。
同様に,被告欄,訴える相手の住所,氏名,連絡先(分かれば)を書いてください。

その下にある「訴訟物の価額」「貼用(ちょうよう)印紙額」「予納郵便切手」欄は,記載例にもありますが,裁判所に聞いて書けば大丈夫です。

2ページ目に入ります。
記載例にはいっぱい説明がありますが,最低限,「請求の趣旨」欄の「1」1行目と2行目に,相手に貸したけれどまだ返してもらっていない金額を書いてください。
その下は,難しくなってきます。利息を払う約束をしたかどうか,いつまでに返す約束をしたかなどによって記載の仕方が変わってきます。この説明は大変なので,すみません,次に行かせてください。

「紛争の要点(請求の原因)」欄です。
書くことがいっぱいありますね。最低限必要なのは,「貸付日」,「貸付金額」,少しでも返してもらっていれば2個目の枠にある「返済状況」に返してもらった金額を書くことです。


それ以外の欄はどうしたらいいでしょうか。「請求の趣旨」欄の 利息のところで少し触れましたが,「利息の定め」やいつまでに返すかという「返済期の定め」があったかどうかなどは,お金を貸すときに,借用書金銭貸借契約書などという書面を作っておかないと,書けません。

「添付書類」欄に,「□契約書」,「□借用書」とありますが,貸したあなたが貸したことを証明する証拠書類を訴状に付けて裁判所に出しに行くことになります。
郵送でも提出できますが,後で書き直しになる手間を少しでも省くために,窓口で提出することがおすすめです。

以上が訴状の作り方の基本です。作れそうですか。
作れる方には弁護士は要りません。裁判をやるには弁護士に依頼しなければならないという法律はありませんので,弁護士を使わなくても訴えることができます。

弁護士を使った方がいい場合とは

今回の紹介からは次の2つの場合があります。

1つめは,訴状なんて作るの無理というケースです。
ぜんぜん分からないという場合や(分かりづらい文章でしたらごめんなさい(_ _)),そんな作る時間がもったいないという場合です。

2つめは, 貸すときに,借用書や金銭貸借契約書のような書類を作っていないケースです。
裁判では書類が重要です。貸したことが分かる書類を作っていない場合は,他の方法で貸したことを証明しなければ裁判に負けてしまいます。訴状自体は作ることができたとしても,裁判に勝つためのハードルがすごく上がります。正直,弁護士でも大変です。

裁判所や弁護士をうまく使う

裁判所も弁護士も,堅苦しそう,小難しそう,無愛想そう(笑)などという方もいらっしゃるかもしれません。

裁判所は親切です。今回見た記載例にわざわざ書いてくれているとおり,裁判所はいろいろ教えてくれます。弁護士を使わない場合は,裁判所に聞かない手はありません
ただ,裁判所は,一般的な書き方の説明はしてくれますが,中身の説明,たとえば借用書を見てその内容に即して訴状を代わりに作ることはできません。

そのような場合には弁護士に相談してください。いまでは,無料法律相談も多く開催されています。お住まいの都道府県には必ず「弁護士会」がありますので,そのホームページにある法律相談の開催情報をチェックしてみてください。

ぶっちゃけ
気軽に弁護士にどんどん相談してください!!

 

今回はこの辺で。またよろしくお願いします。

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